歯周病は歯を支える骨をなくしてしまう怖い病気です。原因は歯周病菌と歯周病を悪化させてしまう数々のリスクファクターが存在することにより発症します。
最初は歯茎が腫れて、歯ブラシなどが当たると出血があります。もちろん、歯ブラシがきちんと当たっていないと歯茎からは出血すらありません。
骨が下がってきても痛みがありませんので、発見が遅れ、残念ながら気づいた時には歯を維持させることができない、ということも多々あります。
メディアにも多く取り上げられることが多い歯周病ですが、日本人の大人の約半分が歯周病にかかっている!なんてショックな報道もされていますよね。当医院でも初診来院患者さんの年齢別でデータをとってみたところ、50歳代の方の約半分は歯周病にかかっていることが分かりました。初期歯周病および歯肉炎を含めると90%近い患者さんの歯茎に炎症があったことが分かりました。20歳代では約60%の方に炎症(初期歯周病及び歯肉炎を含む)が見られました。
昔ながらの見解で、歴史と実績がある治療法は、徹底してプラーク(細菌の塊)を取る、ということです。この「徹底して」というところがキーポイントです。患者さんの中には「歯ブラシをがんばる」ということが「徹底して」になるのだと考えている方もいらっしゃいますが、これは半分正解といったところです。もちろん歯ブラシの腕を上げることは大事なことです。正解は、歯周病の原因(プラーク)が隠れている場所まで徹底して取るということになります。
現在は免疫や乳酸菌との関係など、いろんな見解が出てきています。しかし、何をするにせよまずはプラークを取ることが先決ですし、どれだけ取れるかで予後も左右してしまいます。
プラークは時間の経過と共に口の中で作られてしまいますので、歯周病治療後は必ずメインテナンスを受けて定期的にクリーニングを行う必要があります。もちろん、発症させないためにも大事なことです。
歯周病を治癒して維持させるためには必ずメインテナンスが必要になります。当医院のような予防歯科医療が診療理念の基盤となっている医院では、ごく当たり前のことです。なぜ、メインテナンスを続ける必要があるのかというと、原因である細菌の塊、プラーク(歯垢)がなくなることはないからです。歯周病には引き起こされた症状を治してからは、健康である状態をどれだけ維持できるかが最も重要です。
歯周精密検査・レントゲン検査
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歯周診断
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歯周病診断
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歯ブラシ指導
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歯石除去及び初期治療開始
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再評価
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必要であれば外科治療
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再評価
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定期的なメインテナンス
・ソニッケアー
・プリニア
・GCルシェロ(ピセラ)
・OHIS(蓄積されつづける膨大な疫学データをもとに、構築した最新知見に基づく世界基準の歯周病リスク評価ソフト。)
当医院では皆様のご希望に合わせ、保険のルールに縛られない個々の症状に最適な歯周治療(自費)もご提案しております。
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