この絵をみてください。
女性が水浸しになってしまった床を一生懸命モップがけしています。
あなたならどうしますか?
水浸しの原因である、
洗面台の蛇口を閉めますよね?
歯の治療も同じです。原因(バイオフィルム・細菌)を除去しないで詰め物や被せものを入れるのは、
この女性と同じことをしているのです。
自分の口の中を鏡で見てみてください。
何も治療を受けていない白い自分の歯は何本ありますか?
金属の詰め物やかぶせものが入っている歯が目立ちますか?
歯を失っている場所もありますか?
現在、歯科医院はコンビニの数よりも多いのをご存じですか?私たちが毎日目にする患者さんのお口の中は、治療跡だらけです。金属が入っている場合が多いからよくわかります。とても健康な状態であるとはいえません。歯科医院の数は多いのにお口の中の健康は守られていないのが現状です。
同じ歯は3回治療を受けると抜かざるをえない状態になるといわれています。
1.最初は小さいむし歯の治療を受け部分的に金属が入ります。
2.次はそれがはずれてむし歯になり神経を取ってかぶせることになります。
3.その次はその歯が割れてきて抜歯になる。
そんな経過をたどり歯を失うことが多いのです。
歯を削って治療をすることにより、歯の寿命はとても短くなるのです。
できるだけ削らないで済むようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
歯は一度むし歯になると、残念ながら初期の段階を除いて治りません。
歯周病も同じく、初期の歯肉炎のときは治りますが、歯周病になると元どうりの健康な状態には治りません。天然の歯にかなうものはないのです。
もちろんいったん悪くなってしまってからの治療もきちんと行いますが、患者さんもそして我々も大変です。
そこでレミントン歯科では、むし歯と歯周病は予防することが一番大事であると考えています。
■治るむし歯と治らないむし歯
むし歯には、治るむし歯と治らないむし歯があるのをご存知ですか?
治るむし歯を、むし歯の初期の状態、初期むし歯と言ってます。
歯の表面のミネラル分が部分的に溶け出した状態。
適切な処置をすれば、それ以上進行しません。
専門用語では、C0(要観察歯)
学校検診の用紙で見たことがある方もいらっしゃると思います。
■見分け方
家庭での見分け方は、まず歯垢をよくおとしてから
1.歯の表面がチョークのように白く濁ってないか、茶褐色になっている部分はないか
2.かみ合わせの溝が黒く(茶色く)なってないか
確認してみてください。
ただし初期むし歯かどうかの判定は専門家でも難しいところがあります。
ご自分で発見したとしても必ず歯医者さんでみてもらいましょうね。
■初期むし歯の治療法は?
レミントン歯科では、
1. 歯科衛生士による丁寧なクリーニングを行います。
(歯ブラシでは落ちない歯垢を徹底的に歯の表面からはがします。)
2. むし歯の診断をします。視診、かみ合わせの溝の初期むし歯についてはレーザーを用いて進行しているか調べます。
(ダイアグノデントを用います)
3. 歯の表面にフッ素を塗布します。
4. 定期検診に来て上記のことを繰り返します。
(検診の間隔は患者さん個々により異なりますが通常3~6ヶ月ごとです)
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